画像:木梨憲武「REACH OUT 気」2018年(木梨憲武展TIMING瞬間の光にて撮影)
「保育者の服への接触にみる子どもと保育者の関係の創造的可能性
ー伊藤の触覚論を手がかりにー」
プロジェクト第2号論文ができあがりました。
この論文では「保育者の服にまつわる子どもとのエピソード」に注目しました。
保育者に語ってもらった子どもとのエピソードはどれも面白く思わず微笑むものばかり。
なかでも保育者の服に子どもが「ふれる」というエピソードがあることを興味深く思いました。
なぜなら通常よほど仲良しでない限り他者の服に「さわる」ことはあまりないことだからです。
伊藤亜紗さんの『手の倫理』(講談社選書メチエ・2020年)内「触覚論」を援用させてもらって
保育者の服へのいろいろな接触エピソードを分析しました。
分析していくと服への接触から保育者と子どもとの関係が見えてきた…そんな論文です。
興味のある方はぜひお読みください。(東京立正短期大学紀要第51号 p65-79)